自転車九州一周②
さてさて、前回の続き〜
熊本駅を出発し、
もう、本当は熊本で寝たかったね。
けど、進みます。笑
普通に車が走り、人が生活してはいますが、まだまだ震災の傷跡は癒えていませんでした。ブルーシートで屋根を覆った家屋も数多くありました。
色々と考えさせられる場面も通り過ぎ。
八代〜
コンビニで休憩していると自分の
「九州一周のプラカード」を見たのか
現地のロード乗ってる方に声かけられ。
おっちゃん「どこまで?」
自分「あ、今日は鹿児島市内までですね〜!笑」
おっちゃん「ここから水俣までの三太郎(国道3と3つの峠のこと多分。笑)は峠3つあるから平均ペース15㎞になるよ〜。水俣までで3時間はみといた方がいいね〜」
僕「あ、そうなんですか〜(・Д・)」
全然、自分に自信あって「僕の経験値を知らないくせに」と、心の中でばかにしてた。笑
これが後々痛い目を。。。(´Д` )
そのあと雨が止み。
八代海を右手に走ります。
鹿児島まで155㎞。
水俣まで43㎞
この標識を目にした時刻が17:51
単純計算でも鹿児島に着くのは
24:00を過ぎること。笑
「よく走ったな」って自分でも思います。
そして二度としたいとは思わない。笑
あまりにも立地にデザインに納得いかなかった廃ホテルを通り過ぎ。笑
ここから精神的に時間的に体力的に追い詰められて写真撮ってません。笑
唯一撮った写真が鹿児島と熊本の県境の峠。Google map何度見直しても峠のある地図がね。。笑
夜の21:50頃にこんな真っ暗闇の峠3つ越えたんだから。。
本当にここは泣きそうで
何回喉までこみ上げてきたか分かんない。;_;
そんなとき、
現状のTweetしたら皆から沢山の通知がきて、また元気貰って進みます。
それでも
泣きながら峠3つ越えて。
先ほどの水俣までの三太郎の3つの峠を越えた後に熊本、鹿児島の県境の3つの峠を越えたんです。
だから計6個。
福岡出発してから
150㎞超えた後にね。笑
おっちゃん「三太郎の後は平坦だよ」
平坦は遠回りだから
最短ルート突っ切った自分。
そして、「僕は峠と出会った」
って感じ。泣
(´Д` )あー
時折、土砂降りスコールに
見舞われ。(^∇^)
SPDSL履いてられなくてサンダルに履き替えたり。
十何時間も濡れたままSPDSLシューズ履いてると足がふやけ過ぎて痛くなるんだよ。笑
真っ白になってた。
それから時間は刻々と経ち
(簡単に時間は経たなかった)
am3:50鹿児島中央着。
友達も起きて待っててくれるし;_;
も〜、皆んな優しすぎて嬉しくて。
友達「疲れたやろー?ベッド使っていいよ!」
お風呂に寝床にバスタオルにパンまで用意してくれて。
人に恵まれるって改めて思った。
そんな友達とも別れ
記念に写真撮って。
九州一周2日目は佐多岬へ。
予定では桜島に渡って佐多岬を目指すつもりだった。
しかし、初日の1日で260㎞〜走った負担が脚にきており、桜島はエスケープ。(´・Д・)
写真だけ撮りました。
一眼(ミラーレス)持ってったけどね、使うところ全然なくてね、本当にただの重りになって苦痛だった。笑
時間に余裕あればもっと使えたんだけど〜、、ね〜笑
桜島フェリー港の少し下にある垂水フェリーに乗り込み
垂水ー鹿屋ー南大隅と鹿児島湾をひた走る。
「あのずーっと先に見えるのが佐多岬かな〜笑」
とか思って。
すると、、
左手に
映画で見た記憶のある場所に。
そう。ジュラシックパーク。
曇で山頂が霞んでて
恐竜いてもおかしくない雰囲気だった。
そんな景色も通り過ぎ
数時間経過。笑
止まるのも惜しいほど体力に
時間に追われてて(´Д` )笑
そしてイノシシに4匹遭遇しながら進みます。
残念ながら猿注意の標識はあったけど
遭遇せず。
遭遇しないで良かったのか?笑
心の中で叫びながら進み。
18:50〜本土最南端佐多岬にたどり着き。
達成感と言うより疲労感でいっぱいでした。笑
さて、
問題はここから。
現時点で19:00
市街地まで50㎞。
そこまでは高低差300〜400mのアップダウンを3つ4つ。泣
の、現在地。19:00時点。⬇︎⬇︎
とりあえず今晩は南大隅まで行って宿取ろうと決めました。
途中帰り道、道の真ん中でウサギが二羽飛び跳ねてはしゃいでるほど車は通らず真っ暗闇の挙句に圏外。
唯一iPhoneのGPSは圏外でも生きてるから現在地確認だけはできる状況を2時間〜
この地図の左上の角まで圏外でした。
佐多岬からの途中、
本当に友達に車で迎え来てって思ったりヒッチハイクして乗っけてもらおうかとか考えてた。
それくらい精神的に参ってた。笑
ようやく電波の入る場所になると溜まってた通知が鳴り響く。
それに少し安心して気持ちが持ったかな。
通知を見て
「皆んな応援してるから。」
このたった一言で自分がとてつもなく情けなくなった。
弱音を吐いた自分が悔しく思えた。
「なんとしても自転車で。」
改めて気持ちが入れ替わった瞬間でもありました。
それから南大隅町まで走り。
沢山の人からSNSで情報提供にサポートしてもらい。
南大隅の宿を片っ端から当たるも
全て佐多岬の工事関係者で満室。、。
本当についてない。
憔悴仕切ってコンビニで休憩してると。
店員さんと仲よさそうに喋ってるおばちゃん。
自分が会計してる横でまだ喋ってる。
最初は「なんなんだ?笑」
って、思ってたけど
僕にも声をかけてきて、
ちょうど「九州一周中」のプラカードを下げてた自分。
それを見て
おばちゃん「九州一周してるの?凄いねー!」
自分「はい。笑 」
おばちゃん「今晩はどこ泊まるの?」
自分「あ、、実は南大隅の宿全部当たってみたんですけど全部満室で。、」
自分「他に知ってる宿ご存知ないですか?」
コンビニの店員さんに、おばちゃんに近所のひとに、なんか数名集まって。
「コンビニなのに皆んな知り合いなの?笑」
さすが。
良い意味で田舎らしいコミュニケーション、近所付き合いに助けられた。
自分の地元にもあるような良い雰囲気。
おばちゃんや店員さんが「あそこは?」「ここは?」
と沢山教えてくれるも全部ダメで。
おばちゃん「なんか自分の息子みたいで助けたい」
とまで言われ;_;
なんか情けなくなって、動けないけど
これから峠ありの鹿屋まで20㎞走ろうかと思った。
気持ちはどこまでも走り続けるけど
身体はもう走れないんだよね。
最終的に優しいおばちゃん宅にお世話になることに。
本当に頭が上がらなかった。
心が締め付けられた。
徳留さんというとても優しい
ご夫婦宅での一泊の話は次回へ。。
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